マイナビHIGH SCHOOL DANCE COMPETITION 2020 WEST VOL.1

作品力って本当に難しくて、構成力とかキャラクターを活かしたりだとか、音とダンスと衣装も含めて全部考えるのって本当に大変なことなんですけど。
今時代が時代でYouTubeなどで色んな作品がすぐ見れて、『こんな作品が優勝したんや』『こんな作品があかんかった』とかすぐ見れてしまう時代なだけに、よく似た作品がとってもあって、私自身オリジナリティを追求してるものですから、今日はエントリー数が少なかったんですけどオリジナリティを感じる部分のチームはいなかったと私は感じてます。
自分たちで作品を考えた子たちもいて、この若さでまだ経験値もない中、これだけの人数をまとめて作るってことは本当に大変だったと思います。
先生が教えている学校やコーチが教えている学校もあり、もちろん先生がいたほうがいいのはわかるんですけど。
だけどやっぱりオリジナリティ、人と違う、違ったことをどう自分たちの中に入れていくかっていうのが本当に大変な作業だと思うんですよ。それをやっぱり教える側の立場の人間だったら責任持って取り組んでほしいなって思います。
有りものを有りもので、そのまま与えるのは違うと私は思っていて、私自身今年の7月にWODという世界のダンスコンペティションに挑戦しました。半年間吐きそうで死にそうでしたが優勝することができました。それに取り組んだときに自分も感じたことは、『ついてきてる子達がいるからこそ、この子達に恥じない自分の最高のものをこの子達に与えたい』と思ったし、『人と違う、人がやっていないことをどれだけ入れられるか』『短い作品の中にどれだけサプライズを入れられるか』『人をびっくりさせられるか』『人を感動させられるか』それしか頭になくて人とは被らない作品を作ったつもりです。結果が優勝だったので本当に良かったですし、半年間死にもの狂いでやってきたことは、ついて来てくれたみんなも私も本当にやってよかったと思うし、過程もとても大事だと思いました。でも結果がついてくるのがコンテスト。
そこに取り組む人たちの気持ちや、もっと生み出す力をつけてほしいなと今回は感じました。なのでこれからまだまだ挑戦できる人たち、変えられるし良くなる方法いくらでもあると思うので、次回ぜひ挑戦して優勝を勝ち取ってほしいなと思います。頑張ってください。ありがとうございました。